骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、老化などが原因となって、骨の量が減少し、鬆(す)が入ったようにスカスカになり、もろくなって骨折リスクが高くなってしまう疾患です。
骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量(骨密度)は、20~30歳頃の若年期をピークに、年を重ねるとともに減少していきます。骨密度が減少することで骨粗鬆症と言われる状態になり、背中が曲がる、背骨が体の重みでつぶれる、変形による圧迫骨折を起こす、ちょっとした転倒で骨折するといった事態を起こしがちになります。
現在、わが国で寝たきりになる原因の第3位が転倒による骨折ですし、介護が必要となる主な原因の10%近くが「骨折・転倒」によるものですから、要注意です。